DXフォーマット専用で45mmの画角になるF1.4の明るい単焦点標準レンズ。
嫌味なほど解像感が高く、あまり長く見続けていると眼がおかしくなる妙な画像を生成するレンズ。逆にそれを活かせれば非常にクールな味わいの画を作り出すことができると思う。
問題は樽型の湾曲歪が大きいこと。大口径レンズの収差を限界近くまで補正するために湾曲歪を犠牲にしたと思われる。そのせいで、被写体を選ぶので出番は少ない(**)。絞りを開けて人物を撮影するのにはいいと思うが、人物さえも選びそうな気がする。
デザインや仕上げの触感は好みであるが、バランスはかなり悪い。重量にふさわしいサイズというものがあるのだ。同じ重さでもうちょっと太いとか長さがあればバランスはずっと良くなる。何度も言うが、設計者やインダストリアルデザイナは、何度もカメラに付けて撮影してみてないとダメだ。横になったり座ったり・・それが嫌ならすぐ他の職を探すことだ。
・・もしかすると専属のテスターにも問題があるのかもしれない・・。
**現像ソフトでは非球面レンズの途中で曲率の変わる湾曲歪みは取りきれない。
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- 機種: NIKON D70 絞り値: F8 焦点距離: 30mm シャッタースピード: 1/250 撮影日時: 2005:07:24 04:41:21
と言っても写真のネコのことではなくて、レンズのこと。
(しかしこのネコ、野良なので片目はしっかりこっちを見てますねぇ)
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D70 + SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
ISO200 1/250 f/8.0 -0.7EV
NC
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ファインダは同じF1.4の50mmより明るく感じる。
ただ30mmの広角なので、マニュアルでピントを合わせるにはカンに頼るしかない。
このレンズはフォーカスエイドは効くが、Nikkorレンズのように、AFで合焦させてシャッター半押しのままピントリングで微調整をしても、合焦ランプが点きっ放しになってしまう。仕様か?
追記:2010.01
30mmはDXフォーマットでは45mmになるので広角とは言えないね。
それと、この頃は視力が極端に落ちていたのでピントが合わせにくいのはこのレンズだけじゃなかった。