2011.06.14. 火 03:20
Eye-Fi カードの「ダイレクトモード」を確実に動作させるには一定の条件が必要です。
・Eye-Fiカードは周囲に接続できるネットワークが無い場合にのみ、「ダイレクトモード」になります。
・Eye-Fiカードがネットワークに接続する優先順位は以下の通りです。
1. アドホックのネットワーク(PCなど他のデバイスが生成したソフトウェアAP)
2. Wi-Fi ルータ など、インフラストラクチャのネットワーク
3. 公衆無線LAN などのオープンなネットワーク
4. 上記に接続されない場合に限り、「ダイレクトモード」になり、アクセスポイントをEye-Fiカードが生成します。
メーカーサイトのサポートページには、
「ダイレクトモードを確実に起動させるには、カードに設定されている全てのアクセスポイントを削除し、「オープンなネットワークに接続する」機能をオフにしてください」
という記述があるので、「ダイレクトモード」しか使用しない場合、PCにカードを接続して「Eye-Fi Center」から、自宅で使用している無線ルータなどを削除した設定を記録させたほうがよさそうです。
(もしくは外出前に設定を変更する)
参考:
実際に近所で移動しながら撮影と送信を試してしてみましたが、場所によって無線LANの電波がものすごく多い地域があり、そういった場所では接続するまでかなり時間がかかりました(1分くらい)。
また、一般家庭の無線ルータかどうかわかりませんが、セキュリティフリーで接続できてしまう無線ルータからの電波も街中に溢れています。この場合はスマートフォンが自動でその無線ルータと接続してしまい、回線を手動で切断するのがタイヘンでした。こういった場所では無理に転送しないで、スマートフォンの電源を切るか、アプリのサービスを一時的に切って、場所を変えてから接続したほうがいいかもしれません。ほんの数メートル移動しただけで状況は変りますので。
それと、カメラとスマートフォンの電源を入れる順番を変えてみたりすると接続できたこともありました。「ダイレクトモード」の開始持続時間をあらかじめ長くしておくのも有効かもしれません。
いずれにしても、モバイル端末の設定をいろいろ変更しても、無線電波を感知しているのは Eye-Fi カード自身なので、場所を移動するのが正解っぽいですね。
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