Nikkorレンズの欠点を晒す気はさらさらない。
時にレンズの欠点は風合いやそのレンズを使おうと思う自分の気持ちにピタリくることがあるから。
写真の基本は”記録”。
物や風景や人物を記録するもよし、光を、空気を記録するもよし。
しかし、シャッターを押そうと思う自分の”気持ちの記録”の存在を決して忘れてはならないよね。←はは、んなこた誰でもわかってるって。
ということで、単なるレンズの診断や批評ではないことがわかってもらえると勝手に解釈して、ここに同じRAWデータから現像ソフトによる違いを掲載します。
ボディは一般的な600万画素のD70ということで、あまり細かなことは比べようがないので、その点は含みおきください。
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D70 + Ai AF Nikkor 20mm F2.8 + PL
ISO200 1/1000 f/4.0 -0.3EV
NC
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NC =「Nikon Capture」による現像です。
他の写真同様、1/2サイズに縮小した画像です。
左のビルの窓にエライ勢いで色収差(広角レンズの色収差は倍率色収差というらしい)が現れています。
APSサイズのCCDでフィルムに比べればイメージサークルの中心部の良いところだけを使っているはずですが、これだけの色収差が現れてます。
フィルムでは目立たなかったのに・・と言ってもせいぜい大きく引き伸ばしてもLサイズプリント止まりの一般ユーザではほぼ判読不可能・・CCDではこれだけ激しい収差が現れてしまう事実があります。
※Nikkorレンズと言えば、泣く子も黙る・・略・・なのに。
なぜNikonがフルサイズCCDのカメラを避けているのか・・この辺りに秘密があると言え ますね。秘密 = 問題と言い直そうかな。
人によっては「許せない」レベルの極悪解像度、収差出まくりのこのレンズですが、PhotoShopのCS以上のバージョンには、この色収差を低滅する機能があります。
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