アゲハチョウの幼虫(もっとマクロ)



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D200 + Ai AF Micro Nikkor 60mm F2.8
+ KENKO EXTENSION TUBE 12mm + 20mm + 36mm
+ SB800(remote)
ISO200 1/80 f/16.0 0EV
NX2
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幼虫の眼は複数個ある。これを等倍以上に撮ってみたくなり、現在手持ちのアダプターで最も拡大率が得られる、リバースリングを使用するワイドレンズの逆付けで撮る方法を試してみた。
が、ご存知の通り、レンズ逆付の場合、露出やピント調整はすべてマニュアルになる。特にピント合わせは難行と言ってもいいくらい根気と集中力が必要となる。
レンズの絞りを開放にしてピントを合わせ、その後絞りこまなければならない。よほど繊細に指を動かすことができたとしても、実用的な絞り値のf8~f16程度では、まだまだこの世のものとは思えないほど被写界深度が浅いのである。思ったところにピントを合わせるのは想像しているより遥かに難しい。レンズ逆付マクロ撮影は、立体物を撮影するには適していないと思う。
※ピントは絞り開放でアングルファンダの倍率を上げて合わせるのだが、すごく暗く、ピントの微調整には強烈なライトを当てる必要がある。その他、問題は山のようにあるが、ミクロン精度でカメラと被写体の位置を固定できる環境も必要になる。ヤワな三脚ではレンズに触れるだけでもカメラと被写体の位置は微妙にズレてしまう。スタジオ用の大きくて重い据え置きスタンドとか使わない限り、被写界深度に頼るしかない。
※マクロ撮影ではピントの微調整はカメラ全体をスライドさせる方法をとるが、スライダを未だに持っていない。でも今回は、例えスライダ(スライドレール)を使ったとしても、もっと重大な問題があった。リバースレンズでの撮影はあきらめるしかなかったのである。 ← 重大な問題とは?:この幼虫は全く静止しているように見えたのだけど、わずかに動いていたんですね~! 天地左右方向の動きはストロボで止まるけど、奥行き方向はどうにもならない。

と言うわけで、もう手持ち機材で残された方法は拡張リングを使うしかない。拡大率も画質も期待できないが、nikkor 60mm マクロレンズに KENKO EXTENSION TUBE を介して撮影することにした。・・だって、だって、しょおーがないぢゃン~!

・・・で、リバースレンズのセッティングと試写に手こずったため、ここまでですっかり疲れ果ててしまい(笑)、ライティングは、もぉ、すんごくテキトーになってしまった。ほほ、うほほほほ。反省してるでやんす!

で、写真を見ると5つの小さな眼がみえるでしょ。これが顔の反対側にもあって、全部で10個の眼を持っているのかな?
で、よ~く見ると、眼の色が違っている。未調査だけど、それぞれ何かに特化した機能を持っているのかもね。
それと口の横に管のようなものが飛び出していて、その中から黒い毛がニュっと出ている。これは触覚にあたるものかもしれない。
口は透明で中が見えるんだけど、どうもうまくピントが合わせられなかった。葉をムシャムシャ食べられるのは、カミソリのように薄くて硬い歯があるんだろうけど、薄すぎて透明に近いから写すのは難しんだろうね・・。って、想像だけど。
もっときっちり撮りたいなああ・・。

2nd
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D200 + Ai AF Micro Nikkor 60mm F2.8
+ KENKO EXTENSION TUBE 12mm
+ SB800(remote)
ISO200 1/50 f/16.0 0EV
NX2
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追記:やたら風が強かったので、枝を切って室内で撮りました。「犬山椒」の開花時期は7~8月ということですが、今年は花は無理かも。
考えると、こんなことしてたら自分で自分の環境を無くすようなものだよね・・。アゲハチョウって・・・・。

“アゲハチョウの幼虫(もっとマクロ)” への1件の返信

  1. とうとう犬山椒の木は葉がすべてなくなって枝には刺しか残ってない状態になってしまった。
    夕方には、30匹近く居た青虫が数匹しか姿が見えず、2/3くらいは下に落ちたようだ。数匹がコンクリートの床の上をゆっくり移動していた。
    どうやら食料を求める行動を起こしたようである。
    ベランダには他にも植物が置いてあるが、果たして好みが合うのかどうか・・。

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