スマホ用ペルチェクーラーで実験してみた part 1|メモ⑥

2022.07.31. 日 10:58

夏の水槽の水温調整に関するメモ⑥

スマホ用の USB ペルチェクーラーを QC3.0 対応の電源アダプターといっしょに購入した。まずは実験してみる。
このクーラーは電源アダプタが QC3.0 対応ならばオーバードライブモードが使用できるらしい。

写真のように水槽の外側にセット、クーラーの液晶は17度と表示されている。これは室温マイナス10度の温度。
このサイズではガラスを通しての冷却は全く期待できないが、とりあえずオーバードライブモードになるようにして駆動させてみた。

USB 電流・電圧チェッカーの値は 9.12V、1.25A と表示されている。
この時のアダプターは持てないくらい高熱になっていて連続使用は危険と判断。ファンで冷やすことにした。なんか大げさになってきた。

※市販の 一般的なペルチェ素子 12V 6A (72W) と比べると能力が低すぎる。電圧と電流から 11.4W=9.12(V) x 1.25(A) ということがわかる。数値的には6分の1以下、ただ、放熱の能力も見た目からもわかるとおりかなり低そう・・・たぶん 1/10 以下だろうと思われる・・・。完全に能力不足。

写真の状態で1日駆動してみた結果は、水温が下がるどころか逆に上がってしまった!
ガラスの熱伝導率は水とほぼ同じでとても低い。それとファンによって放出される暖かい風が水槽のガラスに近いところを通るのでセットしないほうがよいという結果となった(笑・・・えないので笑える)。

遊び感覚でやってみたけれど水槽の冷却は失敗した。だが、実験としては成功かな。
ペルチェ素子で思いどおりの結果を出すにはそれなりに難しいことがわかった。熱の伝わり方に関して実践経験が必要になると強く感じた。さて、これだけでは終わらない。実験は続くのだった。

– つづく –



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